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グリーフケア

グリーフケアとは

人は死別などによって愛する人を失うと、大きな悲しみである「悲嘆(グリーフ)」を感じ長期にわたって特別な精神状態の変化を経てゆきます。
このような状態にある人に、さりげなく寄り添い、援助することを「グリーフケア」と言います。

グリーフワークとは

残された家族が体験し故人のいない世界に適応していくこの悲嘆のプロセスを「グリーフワーク」と言います。

グリーフワークのプロセスは年齢や性別、死別した状況、故人との生前の関係性など、個々人により異なりますが、グリーフ状態はいつの日か徐々に終結へと向かうと考えられています。グリーフワークへの適応は個々人により期間も変わります。

死別後にみられる心身の不調の多くは、通常の悲嘆と呼ばれる一時的な反応であり、不適応症状ではありません。通常の悲嘆は、(1)睡眠障害や食欲減退、疲労感などの身体反応、(2)悲しみ、怒り、抑うつ、不安、無気力感、罪悪感、自尊感情の低下、孤独感などの情動反応、(3)混乱・動揺、集中力の低下、探索行動などの行動的反応に分類できます。
正常反応である通常の悲嘆に対して、ときに、うつ病性障害、外傷ストレス障害(PTSD)、不安障害など精神保健上の疾患が独立して、あるいは合併して生じることがあり、その場合は精神科的な治療を要します。

悲しみを癒すために

死別の悲しみをすぐに和らげる<特効薬>はありませんが、
次のアドバイスは、あなたの悲しみを和らげ癒すためのヒントになるかもしれません。

7つのアドバイス

  • 他者の悲しみの体験について知る
  • 故人にできたことを思い出す
  • あなたの今の気持ちを誰かに話す
  • あなたの気持ちを手紙に書く
  • 体によいことをするように心がける
  • 周りの人の助けを受け入れてみる
  • 集まりに参加する

参考文献:古内耕太郎・坂口幸弘共著「グリーフケア」毎日新聞社
坂口幸弘著「悲嘆学入門」昭和堂

虹の花束コンサート

グリーフケアをサポートする取組みの一つとして、ご遺族に心を癒してもらう事を目的に、県内各地のJA虹のホールでご葬儀を執り行わせていただいたご遺族の皆様をご招待し、クラシック音楽を中心とする追悼コンサートを松本・長野の会場で開催。(過去3年間は新型コロナ感染症拡大により、開催中止)

  • 虹の花束コンサート
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